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起業~雨時々曇り いつ晴れる?

起業して1年以上経ったので、起業前、起業後の苦労を記録、共有しようかなと。あと趣味とか関心ごと

あなたの会社の社長は尊敬できる?

私は今まで4度転職をしています。つまり、5社を経験しています。

私は社員として5人の社長を見てきました。社長というのは才覚、人格に優れ尊敬できる人だと思っていましたが、5社も経験しながら本当に尊敬できる社長の下では働く事ができませんでした。そんな今まで勤めた会社の社長について書きます。

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社長ってすごい?

 

1社目 アパレル商社

2社目 六本木ヒルズのITベンチャー

3社目 Web制作会社

4社目 ソフトウェア会社

5社目 Web・アプリ開発会社

 

 

1社目 アパレル商社

創業50年ぐらい経つ中堅商社。いわゆる一族企業。創業者が現役で社長でした。要職もすべて一族(妻、長男、長女、次男)。創業50年なので、もう、社長はおじいちゃん。会社には殆ど姿を見せず、たまに現れたと思ったら怒鳴りちらすだけ。会社をここまで大きくしたし、50年続けているのは凄いと思うが、その凄さは正直見る影もありませんでした。実質の社長は長男の取締役でしたが、こちらもゴルフ三昧で会社に居る事も社員と接する事もあまりありません。次男の部長は、沸騰湯沸かし器で怒鳴り散らすばかりで、経済新聞は読まずにタバコ吸いながらスポーツ新聞ばかり読むただのおっさん。ここには尊敬できる上司、先輩もいませんでした。。

 

2社目 六本木ヒルズのITベンチャー

ホリエモンや藤田社長に憧れて六本木ヒルズのITベンチャーへ。ヒルズにオフィスはありましたが、企業のスペースを間借りしている形。ただ、当時若かった自分には六本木ヒルズに通うだけでも鼻高々でした。社長はドコモ出身で30代と若く穏やか人でしたが、リーダーシップ、威厳もなく、これといった策も無く、いつもヘラヘラして側近社員からも舐められていました。結局、直ぐ潰れてしまった。

 

3社目 Web制作会社

上場企業のグループ会社で、親会社と同じビルにオフィスもありました。30人も居ない会社でこちらも社長は若く30代。社長は自分から社内をひっぱたり、鼓舞するような社長ではありませんでした、どうやら会社を買収され雇われの身になりやる気をなくしていた様子。そんな感じなので買収後に親会社の意向で入ってきた社員からあまりよくみられていませんでした。結果、業績も良くはなく、親会社の業績不振もあり、グループ再編で会社無くなりました。

 

4社目 ソフトウェア会社

企業向けのソフトウエアを開発する会社で、某上場企業のグループ会社。社員数は40人ほど。社長は親会社の出身。年齢は40代後半ぐらい?社内のシステムや教育は親会社の仕組みを踏襲しており、親会社からの出向も多くいました。ナレッジは本当に勉強になり、親会社は優秀な人が多く尊敬で大変勉強になる職場でした。
で、社長とはいうと、親会社では伝説の営業マンだったらしかったのですが、社長は基本、社長室に籠りっきり。喋るのも出向組や上の社員のみ。下っ端、プロパーの社員が接する機会は多くはありませんでした。遠巻きに接する印象では、あまりやる気というか伝説の営業マンというオーラを感じなかったのですが、喋る事はいつも的を得て理路整然していました。その理路整然さと威圧感ある対応もあり、新人は中々続かず、求めるレベルも高く、若手でも1年も経たずに見切りをつけ、使えないと思うものは辞めるように仕向けるような冷酷な経営者でした。私も切られた一人でした。なので新人は育ちませんでした。業績も上がらず、親会社時代の腹心の部下も招聘したりしたが、更に人が辞める羽目に。その矛先はやがて部下や出向組に向いていきました。結局は今は親会社に吸収され一事業部に。最近ではその親会社も業績不振になっています。

そして、社長の一番アウトだったのが妻子持ちながら、社内の若い女子社員に交際を迫るなど、人としてもアウトだった

 

5社目 Web・アプリ開発会社

設立5年目の20名ほどのITベンチャー。社長は若く30代中盤。この会社では結果を残した事、自分より先輩だった社員も辞めた事もあり、社長のすぐ下で10年ほど働きました。社長は常に第一線で営業を行っており、熱意、やる気も今まであった社長では一番でした。社員ともコミュニケーションもとり、意見も聞き、フレンドリーでした。当時はスマホアプリが出始めた頃で、開発できる会社も少なく、スマホの普及ともに実績も増え、社員も増えていきました。しかし、それと合わせて社長も変わっていき、いつからか高圧的になり、自分の意にそぐわない事があれば声を荒げ、社員の声にも一切耳を傾けなくなりました。ただ熱意は相変わらずだった為、余計にやっかいでした。それがいつしか顧客、外に向けられ、客の意見、要望も聞かない、しまいには客に対してもけんか腰になり、いくらいい話を持ってきても社長がかかわらない案件は反故にされていきました。客は離れ、業績は悪くなりばかりでした。私もその流れ会社を辞めました。

 

 私は今まであった社長を反面教師として、社長業を営んでいます。営むといっても、まだ社員はいないですが。。。ただ私は社長として部下とお客様を幸せにして尊敬される社長になりと思っています。この初心は忘れない

あ、あと株主も